アスレチックスのコッツェー監督は、前日に中継ぎで2勝目を挙げた藤浪晋太郎投手(29)について、現時点では先発ローテーションに復帰させる考えはないと明かした。31日、地元紙マーキュリー・ニュース電子版が伝えた。

この日の試合前に取材に応じた同監督は、藤浪がローテ復帰を希望しているとした上で「フジをローテに戻す予定は今のところない。ここ3試合の1イニングや1打者だけの起用法では結果を残している。好投を続け、この役割に自信を深めてもらい、そこからどうなるか様子を見ていく」と話した。

藤浪は27日のアストロズ戦で3点ビハインドの9回に登板し、1回を3者凡退に仕留めた。29日のブレーブス戦では1回を投げ、ソロ本塁打を許したものの初ホールドを記録。前日30日の同戦では同点の9回2死から登板し、打者1人を4球でファウルフライに打ち取って2勝目を挙げた。今季成績は17試合(先発4)で2勝5敗1ホールド、防御率12・00。中継ぎでは13試合で防御率9・60となっている。