エンゼルスはチームの状況にかかわらず、トレード期限前に大谷翔平投手(28)をトレードで放出することはない見込みだと、10日付のロサンゼルス・タイムズ電子版が伝えた。トレード期限は8月1日となっている。

記事は球団フロントの方針を知る人物が、「チームがポストシーズンの望みがあるかないかにかかわらず、オオタニは今季最終戦までチームにキープする方針」と話しているとしている。

エンゼルスは大谷と長期契約で残留することを望んでおり、「もしトレードに出した場合、再契約の可能性が消滅すると、球団は考えている」という。

また、同記事は「エンゼルスは、彼がやりたいようにやれる環境を整えている」と指摘し、残留する可能性もあると予想。ただし「モレノ・オーナーは、彼の争奪戦に加わるライバル球団と同等か、それ以上の契約オファーをする準備をしなければならない。5億~6億ドル(約675億~810億円)の用意が必要」としている。