MLBのマンフレッド・コミッショナーは15日、機械によるストライク-ボールの自動判定システム(ABS)の来季からの導入は見送る可能性が高いと明かした。

同コミッショナーは、オーナー会議後に行われた記者会見で「まだ解決できていない運用上の問題がある。さまざまなテストを行ったが、未解決の部分がある」と話した。

通称“ロボット審判”と呼ばれるこのシステムは19年に米独立アトランティック・リーグのオールスターで採用され、同年のアリゾナ秋季リーグでもテスト。21年にはマイナー1A、昨季は3Aの一部試合で試験的に導入した。3Aでは半数の試合でABSを導入し、もう一方は球審が判定を行いチームはチャレンジできる権利を与えられABSで確認する方式を取った。