エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH」で出場し、第2打席で同点に追いつく右越えの26号ソロ本塁打を放った。

4回1死、右腕シースと対戦。カウント3-1からの5球目、内角のスライダーを完璧に捉えた。打球速度113マイル(約182キロ)、角度36度、飛距離は446フィート(約136メートル)。打った瞬間に本塁打と分かる、強烈な当たりで試合を振り出しに戻した。

この日は本塁打数リーグ2位のホワイトソックス・ロベルトが第1打席で22号先制ソロを放ち、一時は3本差とされたが、再び4本差に広げた。

大谷はこれで6月だけで11本目の本塁打。21年にマークした自身の月間最多本塁打13本まであと2本とした。

第1打席は1回1死一塁、2球目で73・2マイル(約124キロ)のスローチェンジアップを空振りし、2ストライクと追い込まれると、3球目、高めの直球を見送り、三振となった。

第3打席は6回2死、カウント2-2からの7球目、低めのスライダーに空振り三振を喫した。

第4打席は1-1の9回、四球を選んで無死一、二塁とチャンスを広げた。その後、トラウトとのダブルスチールに成功。さらに1死二、三塁から暴投で三塁走者のトラウトがスタートを切り、ヘッドスライディングで生還。今季2度目のサヨナラ勝ちを決めた。

大谷は3打数1安打1打点。本塁打数と打点でリーグ単独トップをキープした。

【実際の動画】大谷翔平が特大26号 バット持ったまま確信歩き