メッツは24日、ドワイト・グッデン氏(58)とダリル・ストロベリー氏(61)がかつてつけていた、背番号16と18を来季から永久欠番とすると発表した。来年行われるメッツホームの試合で、それぞれセレモニーを行う。

メジャー最多の108勝54敗をマークした1986年のメッツにとって、なくてはならない存在だったグッデン氏とストロベリー氏。メッツはこの年、レッドソックスを相手にワールドシリーズ(WS)に臨み、7回戦までもつれ込んだ末に優勝を果たした。

グッデン氏は1984年から94年までメッツに在籍し、84年には新人王、85年にはナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞。同球団で157勝85敗、防御率3・10を記録した。メジャー16年のキャリア通算では194勝112敗、防御率3・51、2293三振。ストロベリー氏は83年から90年までメッツで過ごし、その間にオールスターに7年連続選出。メッツ時代に打率2割6分3厘、252本塁打、733打点、191盗塁をマークし、メジャー17年で通算打率2割5分9厘、335本塁打、1000打点、221盗塁を数えた。

球団は両者のコメントを発表。グッデン氏は「連絡を受けた時は言葉が出なかった。良い時も悪い時も支えてくれたファンに『ありがとう』と言いたい」と謝意を示し、ストロベリー氏は「スティーブ(コーエン・オーナー)から電話をもらった時、喜びで涙が込み上げてきた」とコメント。「浮き沈みも経験したが、メッツで過ごした時間を誇りに思う」と語っている。(AP)