ヤンキースがダイヤモンドバックスに完敗し、78勝77敗で今季7試合を残しポストシーズン進出の可能性が完全に消滅した。レギュラーシーズンで敗退するのは、2016年以来7年ぶりとなる。

この日は先発左腕ロドンが守備の乱れに足を引っ張られて7回途中まで5安打5失点(自責点3)。打線は相手エース右腕ゲーレンの前に苦戦し、得点は9回2死満塁でのアーロン・ジャッジ外野手(31)の押し出し四球による1点のみだった。

ジャッジは22日(同23日)に1試合3本塁打を放って今季35本塁打となり、ア・リーグ本塁打王争いでトップを走るエンゼルス大谷翔平投手(29)に9本差と迫ったが、この日はノーアーチだった。

昨オフにフリーエージェント(FA)となり9年総額3億6000万ドル(約522億円)の長期大型契約で残留を決めたジャッジは、試合後は落胆した表情で地元メディアの囲み取材に応じた。「多くの部分が悪い方向にいってしまった。再びワールドチャンピオンになるために、このチームに戻ってきた。それが果たせなければ失敗でしかない」とコメント。今オフについては「多くのことに取り組まなければならない。このチームには変えるべき点、改善するべき点がたくさんある」と話した。