エンゼルス大谷翔平投手(29)が、3年連続となるチームMVPの表彰を受けた。本拠地のファンから歓声と拍手を浴び、ミナシアンGMからトロフィーを受け取った。その後、ネビン監督も含めて写真撮影。左手でトロフィーを掲げ、ファンの声援に応えた。
この日、球場入りの際には右腕に包帯が巻かれていた。フィールド上では赤の長袖パーカーを着用していたが、右手は固定され、表彰されていた球団スタッフ1人1人と左手でグータッチを交わした。
大谷は16日(日本時間17日)に右脇腹の炎症で負傷リスト(IL)に入り、シーズン途中でプレーを断念。19日(同20日)にロサンゼルス市内の病院で右肘を手術し、その後は、自宅などで回復に務めていた。
今季は投手で10勝5敗、防御率3・14の成績を残し、打者では打率3割4厘、44本塁打、95打点、20盗塁の好結果を残した。44本塁打はア・リーグトップで、日本人初の本塁打王獲得が期待されている。
なお、表彰式ではチームの最優秀投手も発表され、守護神のカルロス・エステベス投手(30)が選出された。同投手は今季66試合に登板し、5勝5敗、防御率3・90で31セーブを挙げた。