ドジャースのスター選手、ムーキー・ベッツ外野手(31)が30日(日本時間31日)、元同僚のDeNAトレバー・バウアー投手(32)の復帰を熱望した。

ロサンゼルスタイムズが報じた。ワールドシリーズ開催中のアリゾナで「それは考えるべきこと」と明言した。

ベッツとバウアーは、21年にともにド軍でプレーしていた。ベッツは「私のバウアーとの経験は、他の誰とも全く異なる。私は彼が好きだ。彼は素晴らしい人だ。個人的なことについて? 私にはコントロールできないし、何も言えない。明らかに、何も進展しなかった」と話した。

バウアーは女性への性的暴行疑惑を理由に21年7月から制限選手となった。22年2月には刑事告発が不起訴処分となったが、MLBからの出場停止処分などを経て、今年1月にド軍を自由契約となった。3月にDeNAと1年契約し、19試合で10勝4敗、防御率2・76の成績を残した。10月には性的暴行を訴えていた女性と和解し、当時の状況を克明にSNSで発表していた。

ベッツは18年MVPでオールスター選出7度のスター選手。今回もワールドシリーズでもリポーターなどを務め、発言は注目を集める。バウアーの人間性について「彼は素晴らしい投手だ。彼は素晴らしい男で、中4日で必ずマウンドに立ちたいと思っている」と話した。その上で「しかし、結局のところ、私が決めることではない。それは野球ほど単純な決断ではない」と話した。

バウアーは今後の進路についてCS終了後に「優勝を狙えるチーム」「個人タイトルを狙わせてくれるかどうか」「どれだけ多くのファンの方を喜ばせられるか」の3条件を挙げていた。