アリゾナ州スコッツデールで行われていたMLBのGM会議は、9日(日本時間10日)の最終日が中止となった。詳細は明かされていないが、米メディアなどによると出席者の間でウイルス性胃腸炎が広がったためで、8日未明の段階で打ち切りとなった。その結果、関係者はオンラインで実務をこなすなど対応した。
同会議は実質的な「ストーブリーグ開幕」を意味するイベントで、各球団のGMら首脳陣と代理人らが集まり、具体的な折衝を開始する第1弾。会場では、エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)をはじめ、オリックスからポスティング制度でメジャー移籍を目指す山本由伸投手(25)の動向が、大きな注目を集めた。今後は、12月4日からテネシー州ナッシュビルで開催される「ウインターミーティング」にかけて水面下での折衝が続き、FA、トレード市場が一気に動き出す。
今オフ最大の注目を集める大谷は、複雑な契約になる可能性が高い。一方でメジャー関係者の間では、右肘手術後でもあり、できる限り早くリハビリに専念するため、大谷本人が早期決着を望んでいるとの情報もある。山本も、近日中にポスティングの正式手続きを行うと見られており、交渉期間が45日間と規定されていることからも、年内に移籍先が決まる可能性は十分。いずれにしても、FAランク1位の大谷、2位の山本の動向は、市場全体にも影響を与えるだけに、今後も注目を集めそうだ。【四竈衛】



