メジャーのFA市場が、いよいよ本格的に動き始めた。

フィリーズが通算90勝の先発右腕アーロン・ノラ投手(30=フィリーズFA)と、7年1億7200万ドル(約258億円)で合意したことが19日(日本時間20日)、明らかになった。複数の米メディアが伝えた。

14年ドラフト1巡目(全体7位)でフィリーズ入りしたノラは、15年にメジャーデビュー。18年には17勝を挙げるなど、先発ローテーションの柱として活躍した。今季は12勝を挙げ、今ポストシーズンでも3勝をマーク。複数球団が興味を示す中、相思相愛だった古巣と再契約した。

MLB公式サイトによるFA投手ランキングで3位のノラが決着したことで、今後はオリックスからポスティングで米移籍を目指す同1位の山本由伸投手(25)、同8位のDeNA今永昇太投手(30)らを巡る動向も加速化するものとみられる。