カージナルスが通算104勝の先発右腕カイル・ギブソン投手(36=オリオールズFA)と契約合意したことが21日(日本時間22日)、明らかになった。全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者らが伝えたもので、1年1200万ドル(約18億円)で25年は球団オプションがつく。

09年ドラフト1巡目(全体22位)でツインズ入りしたギブソンは、13年のメジャーデビュー後、先発ローテーションに定着。レンジャーズ、フィリーズを経て、今季はオリオールズで自己最多の15勝を挙げ、地区優勝に貢献した。

今オフのFA市場は先発投手の動きが活発で、過去3日間でノラ(フィリーズ)、リン(カージナルス)に続きギブソンと、ベテラン投手の移籍先が続々と決定。ポスティング申請を終え、正式に交渉解禁となった山本由伸投手(25)をはじめ、実績のある前田健太投手(35=ツインズFA)らの動向にも影響しそうだ。