早大野球部の小宮山悟監督(58)は、アイク生原さんへの感謝を忘れずに、野球界の発展に情熱を注いでいる。同野球部は定期的に米ロサンゼルスで春季キャンプを行うが、アイク生原さん、そしてオマリー家への墓参りと献花を欠かさない。小宮山監督は「オマリー家と生原家、そして早稲田大学野球部との関係は、今でも脈々と受け継がれています」と語る。

渡米の際は毎回、オマリー家が学生たちの歓迎会を開催する。アイク生原さんのお墓にはピーター・オマリーさんが眠る予定で、小宮山監督は「アイクはオマリー家の一員、家族だから」と理由を伝えられたという。同野球部出身で、単身渡米してドジャース戦法を学び、野球の日米親善に尽力した功績は、日本のアマチュア球界にも受け継がれている。