年末恒例の「言葉の力」をお届けします。担当記者たちの心に響いた野球人たちの声で2023年を振り返りましょう。

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▽カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手「メジャーで初めて出場チャンスを得たときのことが、今も常に頭にある。僕は幸運で、機会に恵まれてきた。でもそれは決して偶然ではなく、その時のために何をしてきたかをしっかり考えるようにしている。いつ出番が来てもいいように、常に準備万端に整えておくのが野球だから」(WBC侍ジャパンで活躍し優勝に貢献した後、シーズン開幕を迎えて口にした言葉=水次祥子)

▽パドレス・ダルビッシュ有投手「もちろん光栄ですね。イチローさんに褒められることなんてないと思うので、こういうところで褒めていただけるというのは本当に光栄ですし、自信になりました」(3月23日、WBC中の言動をイチロー氏に絶賛されて=四竈衛)

▽アスレチックス藤浪晋太郎投手「メジャーのマウンドに立てたことは光栄だけど、立つだけではダメなので」(4月1日、メジャーデビュー戦となった本拠地エンゼルス戦で3回途中8失点と大炎上した直後。巻き返しへの覚悟が後の逆襲を呼び込んだ=佐井陽介)

▽エンゼルス大谷翔平投手「ここまでプレーしてきたチームなので、ファンの人たち含めてもちろん大好きですし、最後までこのチームでしっかり、今年まずプレーオフを目指して、またその先も目指して頑張りたい」(7月27日、トレードされずに残留し、メジャー初完封を飾った直後。エ軍の選手としてシーズンを戦い抜く覚悟を示した=斎藤庸裕)

▽エンゼルスのマイク・トラウト外野手「ビッグ・ニュースだね。僕はなんとなく彼はどこにも行かないと分かっていたけど、良かった。うれしいね」(7月27日、大谷がトレードされずに残留。ほっとした気持ちと、信じる心がかいま見えた瞬間=斎藤庸裕)

▽ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手「記録は破られるためにある。記録はただの記録。彼のベストを祈っている。世代に1人の才能を持っていて、彼のプレーを見られて、そして戦うことができて感謝している」(7月19日、自身の持つア・リーグ記録シーズン62本塁打に迫る勢いで本塁打を量産していた大谷について。歴史に名を刻んだ選手として、リスペクトを示した=斎藤庸裕)

▽ドジャースのデーブ・ロバーツ監督「ウソをつくようなことはしたくない。(面談は)いずれ分かることで、我々は既に彼に会った。自分自身、この組織の誰もがウソはつきたくないと思っているだろう」(12月5日、ウインターミーティングで大谷と堂々の交渉宣言。誠実な人柄が透けた)

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