DeNAからポスティングでの米大リーグ、カブス入りが決まった今永昇太投手(30)の契約内容が10日(日本時間11日)、明らかになった。複数の米メディアが伝えたもので、今永はこの日までに身体検査をパスし、正式に契約を交わした。年俸は4年総額5300万ドル(約76億9000万円)で、2年目と3年目終了後に球団がオプション(選択権)を持ち、最大で5年総額8000万ドル(約116億円)となる契約となった。
契約合意が明らかになった前日の時点で「複雑」とみられた通り、幾多の付帯条件が組み込まれていた。25年まで2年間の契約は確約されるものの、その後はカ軍が選択権を保持。他球団とのトレード拒否権は含まれておらず、カ軍が権利を行使しない場合、今永はFAとなる。その一方で、投球回数などをはじめ、成績次第で年俸が大幅にアップする特殊な契約になったとみられている。
交渉解禁後、10球団ともいわれた争奪戦は、最終局面まで混迷を極めた。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者は「少なくとも1球団以上が、カ軍の2倍以上の金額で獲得しようとしていた」と報道。「彼(今永)がカ軍の一員になりたかったのは確かだ」と伝え、条件面だけでなく、今永本人の意思が決断の要因だと報じた。
記者会見は12日(同13日)、ファンとの交流イベントが開催される本拠地シカゴで行われる見込み。「投げる哲学者」と呼ばれる今永は、どんな言葉で決断への経緯を語るのだろうか。



