メッツ千賀滉大投手(31)が22日(日本時間23日)、右肩の張りのため開幕から離脱することが確実となった。今季は開幕投手の期待もあったが、症状がなくなり通常の状態に戻るまでキャッチボールや投球練習などを取りやめるという。

地元テレビ局「SNY」によると、会見を行った千賀は「チームの先発を任してもらえるということを感じるようなミーティングの後でこういうことになったのは、非常に悔しいですし」とし「でも今この、過ぎたことを後悔するよりも、とにかく次に向けて、もっともっといい選手になって帰ってこれるように、準備するだけかなと、前を向いています」と話した。

千賀は19日(同20日)にブルペンで投球練習を行い、その後に腕の疲労を訴えたためMRI検査を受けた。デービッド・スターンズ編成本部長によると、千賀の症状は右肩の裏側で「手術が必要な症状ではない。開幕は間に合わないが、彼が今季おおくの試合に先発してくれると見込んでいる」と話した。

千賀はメジャー1年目の昨季、29試合で12勝7敗、防御率2・98をマークし、新人王で2位、サイ・ヤング賞で7位の得票。今季はエースの働きが期待されていた。