レイズとマイナー契約の上沢直之投手(30)が、吉田正尚外野手(30)の所属するレッドソックスにトレードで移籍したと27日、ESPNのジェフ・パッサン記者が伝えた。地元紙タンパベイ・タイムズのマーク・トンプキン記者は金銭トレードになるとリポートしている。

パッサン記者はXで「レッドソックスがタンパベイとのトレードで上沢直之を獲得すると情報筋がESPNに伝えた。30歳の上沢はレイズとマイナー契約を結んでいたが(メジャーの)チームに入ることができなかった。先発投手を探していたボストンが、日本で9年間プレーしたベテランを獲得する」と、先発投手が補強ポイントだったレッドソックスが獲得に動いたと伝えた。上沢はレイズとの契約の中に、他球団が上沢をメジャー枠で獲得したいと申し出た場合、レイズは上沢をトレードに出すか、球団に残してメジャー枠に入れなければならない条項が盛り込まれており、23日に行使していた。

上沢は昨季終了後に日本ハムからポスティングシステムを利用しレイズとマイナー契約。オープン戦では4試合で防御率13・03だったが、徐々に調子をあげつついた。レッドソックスには吉田の他に元同僚のクリス・マーティン投手(37)らが所属している。