オリオールズが、地元出身の実業家、デービッド・ルーベンスタイン氏(74)を筆頭にしたグループに売却されることが各球団のオーナーによって全会一致で承認されたと27日、MLB公式サイトが伝えた。売却額は17億2500万ドル(約2590億円)。1月に売却されることで合意していた。

ルーベンスタイン氏は米投資ファンド、カーライル・グループの共同創業者で、経済誌フォーブスによると総資産は37億ドル(約5370億円)。同氏の他にも球団のレジェンド、カル・リプケン氏(63)や、投資会社アレス・マネジメントの共同創始者、マイケル・アロゲッティ氏らがオーナーグループに属している。

前オーナーで23日に94歳で死去したピーター・アンジェロス氏は93年に1億7300万ドル(約251億円)でオリオールズを買収。近年は息子のジョン・アンジェロス氏が実質的なオーナーとして表に立っていた。チームは昨季101勝61敗を記録して9年ぶりにア・リーグ東地区を制覇。7月には藤浪晋太郎投手(現メッツ)をアスレチックスからトレードで獲得した。