ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏の違法賭博問題で、調査を開始した大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーが早期解明を望んでいると28日、スポーツ専門局ESPN(電子版)が伝えた。

マンフレッド氏は大リーグ専門局の番組で「大谷選手が言ったことを確認するのは重要」と強調。その上で「連邦捜査機関が調べている時に完全に連携するのは難しい。MLB独自で調査を進めなければならないだろう」との認識を示し「短期間で終わるといいが、分からない」と述べた。

米メディアによると、水原氏は違法ブックメーカー(賭け屋)に借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された。大谷選手は25日に胴元への送金や賭博についての自身の関与を否定、水原氏が口座から盗んだと説明した。(共同)