元エンゼルス監督のジョー・マドン氏(70)が28日(日本時間29日)、タンパベイ・タイムズ電子版でドジャース大谷翔平投手(29)と元通訳・水原一平氏(39)の騒動に「ショックだった」と心境を明かした。

2020年から3年間、大谷が所属したチームを指揮し、水原氏のこともよく知っているマドン氏は「すべてのことが本当にショックだ。あり得ない。あの2人のそばにいたことのある人間にとっては、こんなことになるなんて想像もできない。2人のどちらの話も、誰も信じられないよ」と驚き。「私だってそうだ。ショウヘイが賭けをするなんて考えられないし、イッペイがショウの信頼を失うようなことをするなんてことも信じられない。彼ら2人と毎日一緒にいたし毎日コミュニケーションを取っていた」と振り返った。

水原氏は違法スポーツ賭博の借金少なくとも450万ドル(約6億7500万円)抱え、大谷の口座から胴元にその額を送金したとされている。大谷は会見で「僕の口座に勝手アクセスしてブックメーカーに送金していた」と話していた。

マドン氏は大谷と水原氏の関係について「2人は切り離せない間柄。周りもそう言っているし、それは真実だ。常に良い関係だった。言い争いや対立をしているのを見たこともない。彼はイッペイと友人だった。イッペイと話せば、なぜショウヘイが彼を信頼しているか分かる」と話した。