ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)が違法ブックメーカーへ大谷の口座から総額1600万ドル(約24億円)以上を不正に送金していたと判明し、銀行詐欺の疑いで訴追された問題で、大谷が今季初本塁打を放った当日に聞き取り調査を受けていたことが分かった。

11日付の地元紙ロサンゼルス・タイムズ電子版によると、大谷は水原容疑者の捜査に協力するため携帯電話を当局に提出。そして今月2日(同3日)と3日(同4日)に聴取を受けたという。両日とも夜に本拠地ドジャースタジアムでジャイアンツ戦が行われ、大谷は「2番DH」で出場。2日は無安打に終わったものの、3日は7回の第4打席で今季1号ソロを放つなど4打数2安打、1打点だった。

大谷は3月25日に行った会見で「警察当局の捜査に全面的に協力する」とコメントしていた。11日に捜査結果を公表したマーティン・エストラーダ連邦検事は「大谷選手は事件の被害者」と強調し、「大谷選手は捜査に全面的に協力した」とした。

水原一平容疑者 禁固最大30年、24億円以上を大谷口座から送金、賭博負け総額は275億円>>