ドジャース大谷翔平投手(29)の銀行口座から不正に送金し銀行詐欺容疑で訴追された元通訳・水原一平容疑者(39)について、USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者が14日付の記事で、米球界から永久追放される可能性があると伝えた。

また大谷については、連邦捜査機関の捜査がすべて完了した後、MLBが簡単な聴取を行う見込みで、規約違反を何もしていないことを念のために確認する予定だという。同記者は「オオタニの“罪”は友人を選ぶセンスと資産管理の甘さという点だけ、ということになりそうだ」としている。

大谷は3月20日の韓国開幕戦の後に、水原容疑者からお金を盗まれていたことを初めて知り、事件の真相が発覚。同容疑者は2021年から違法のスポーツ賭博にはまり、大谷の口座から1600万ドル(約24億円)を盗んで借金返済に充てており、その詳細な手口が連邦捜査機関の訴状で明らかになっていた。今月12日にはロサンゼルスの連邦地裁に初出廷し、2万5000ドル(375万円)の保釈金でその日に保釈。5月9日に再び出廷する予定となっている。銀行詐欺は最長で禁錮30年などの刑罰とされている。