元マリナーズの岩隈久志氏(42)がABAMAで解説を務め、昨今議論に上がっているピッチクロックと投手の故障の関連性について見解を述べた。

岩隈氏は「ピッチャーは間が大事。その中でタイムを頭に入れながら体に覚えさせていくんですけど、それが短くなればなるほど回復する時間って短いので。一発の瞬発力を使って次に投げるまでのインターバルの中でしっかり回復させないといけないっていうのはある」と話した。

一方で、「ピッチャーの球が速くなってきている。その分靱帯(じんたい)や筋肉が追いついていかない。そういった部分での故障は多く出てしまうのではないかな」と語り、一概にピッチクロックだけが、投手の故障の一因ではないという見解を示した。

MLB選手会は6日(日本時間7日)、ピッチクロックが投手の故障増加に大きな影響を及ぼしているという趣旨の緊急声明を発表。だが大リーグ機構は選手会側の声明を否定している。