ドジャース佐々木朗希投手(24)が7日、24年1月の能登半島地震と同年6月の記録的豪雨で被災した石川県珠洲市で、地元小学生約170人を対象に野球教室を開いた。自身も東日本大震災で被災した佐々木は「初めて能登に来て、子どもたちと触れ合い、楽しそうな姿に元気をもらった」と語った。

黒のニット帽とトレーニングウエアを着用して参加。昨年までチームメートだったロッテ高野脩とともに、小学生と一緒にランニングをした後、キャッチボールを指導したほか、質問にも応じた。最後は参加者全員に自身のサインボールを手渡した。

参加した同県七尾市の小学5年内田大虎さん(11)は、佐々木に体を大きくするにはどうしたらいいかと尋ね「たくさんご飯を食べて、よく寝ること」と教わったという。「聞いたことを生かして、もっと野球がうまくなるよう頑張りたい」と目を輝かせた。

佐々木は岩手県陸前高田市出身。11年3月、9歳のときに東日本大震災の大津波で父と祖父母を失い、家を流された。同県の大船渡高から20年にロッテに入団し、昨オフにメジャー挑戦を表明。大谷、山本らが所属するド軍と契約した。

メジャー1年目の今季は故障に悩まされたが、シーズン終盤でリリーフとして復帰。ポストシーズンでは抑えとして起用され、球団初のワールドシリーズ連覇に貢献した。困難を乗り越えて夢をつかんだ右腕が、子どもたちを勇気づけた。