【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)25日(日本時間26日)=斎藤庸裕】ユニクロ×ドジャース=世界平和。日本発のアパレルブランド「ユニクロ」が、ドジャースと複数年のパートナーシップを結び、「ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム」の名称が球場内で掲出可能となった。柳井正会長兼社長(77)は、ワールドシリーズ3連覇を目指すド軍を激励。26日(同27日)、ダイヤモンドバックスとの開幕戦は山本由伸投手(27)が先発マウンドを託され、打者で出場予定の大谷翔平投手(31)は、自身初の開幕アーチが期待される。

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開幕の前祝いかのように、ユニクロの広告がバックスクリーン上部へと派手に披露された。球場内での別名は「ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム」。柳井会長兼社長は記者会見で歴史ある伝統球団に対し、「圧倒的な強さだけでなく、世界最高のチャレンジ精神、多様性と先進性があります。時代に先駆け、勇気を持って、自ら正しいと思ったことを実行する。その揺るぎない信念に深い共感と尊敬の念を持っています」と熱弁した。

歴代の日本人選手を始め、現在では投打の二刀流・大谷、2年連続開幕投手の山本、先発返り咲きで奮闘する佐々木朗希ら3選手が在籍するドジャース。チャレンジを続ける若者に、同会長は大いなる夢を描く。

「日本の野球界で卓越した実績を残した人が、メジャーリーグで挑戦する。アメリカン・ドリームですよね。我々もアジアのドリームは半分ほどできたんですけど、アメリカンドリームが今からなので。世界中で、平和と安定みたいなことが欲しいなっていう風に思っていて、スポーツこそがこれを実現できる一番いい方法だと思う。観客の皆さんと一緒になって、スポーツと服で、平和で楽しい世界を実行したい」

球団とのパートナーシップという枠組みを超え、世界平和を掲げる。ド軍とともに歩む壮大な目標。その中心となる大谷は、自身初の開幕アーチが期待される。右翼上段にもユニクロの看板広告が設置され、仮に本塁打が直撃した場合の特別賞について同会長は「いいアイデアを頂いたので、そういうことを考えてもいいんじゃないかなと。是非、実行したい」と笑った。

大谷は前年のポストシーズンで右翼場外に特大弾を放っており、看板直撃アーチの可能性はある。また、ユニクロ・フィールドの開幕マウンドで記念すべき第1球を投じるのは、サイ・ヤング賞候補の山本。柳井会長は「明日は待ちに待ったシーズン開幕日です。ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ3連覇を、心から願っております」と力を込め、約7分間のスピーチを締めくくった。