ヤンキース田中将大投手(25)が3日(日本時間4日)、5月のア・リーグ月間最優秀投手に選出されたと、大リーグ機構が発表した。

 日本人投手では野茂英雄氏(95年6月と96年9月の2度)、伊良部秀輝氏(98年5月と99年7月の2度)に次ぎ3人目となる。

 田中は5月の1カ月間、6試合に登板、43回を投げ、5勝1敗、防御率1・88、42奪三振をマーク。勝利数は最多タイ、防御率は2位、奪三振は3位、投球回は3位タイだった。ヤンキースでは、昨年8月に受賞したイバン・ノバ以来となる。

 5月の同賞候補には他に、インディアンスのクラバー(4勝0敗、防御率2.09、60奪三振)、ブルージェイズのバーリー(5勝0敗、防御率2.48、24奪三振)、ツインズのヒューズ(3勝0敗、防御率1.62、24奪三振)、アストロズのカイケル(4勝2敗、防御率2.14、34奪三振)が挙がっていた。

 田中は「うれしいです。(何を評価されたかは)分からないです。自分自身でも選ばれると思っていませんでしたし、他にたくさんピッチャーがいるので。本当に、聞いたときは、あ、獲れたんだ、という感じでしたね」と話した。