<ロイヤルズ5-7マリナーズ>◇20日(日本時間21日)◇カウフマンスタジアム

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が今季最短となる6回途中でマウンドを下りたが、勝ち負けはつかなかった。5回0/3を投げて9安打1四球5奪三振で5失点(自責5)、防御率は3・04。

 味方打線の5点の援護を受け、4回終了まではシンカーとスプリットでロイヤルズ打線を寄せ付けず、二塁を踏ませない快投を続けた。だが、5回1死からペレスに左翼ソロ弾を許したところでリズムが狂った。続くケインを右翼線二塁打で出塁させると、次打者モスタカスに右翼席への2ランを浴びた。その後も内野安打と四球で2死一、二塁のピンチを迎えるが、2点のリードを持ったまま、何とかイニングを締めくくった。

 再びマウンドへ戻った6回、先頭バトラーと続くゴードンに2者連続右前打とされたところで降板。岩隈の残した走者2人を2番手レオネが生還させ、同点に追いつかれた。だが、チームは9回に勝ち越しに成功。7-5で勝利し、連敗を止めた。

 岩隈は「ボールは全部よかったと思うんですけど、相手の打線の勢いに飲まれてしまったのかな、という感じ。チームが勝ったので、しっかり切り替えて、次の登板に向けて調整したいと思います」と話した。