元中日の三沢興一投手(33)が、2日(日本時間3日)から始まったホワイトソックスのマイナーキャンプにテスト生として参加した。守備練習などをこなした後、ブルペンでフォークやシュートなどの変化球を交えて30球投げた。

 「久しぶりだから気持ちがよかったですね」。他のすべての選手は背番号の上に名前が縫い取られているが、テスト生は背番号のみ。年齢と同じ「33」を背負い、中日カラーと同じブルーのスパイクを履いての練習だったが、ユニホームを身にまとった高揚感は隠しきれなかった。期限は定められておらず、現時点ではマイナーキャンプの練習の中で「実力が認められれば契約」という運びになる。

 「毎日がテストです」。日本に残してきた妻子のためにも、このキャンプでマイナー契約にこぎつけ、そこからメジャーリーグを目指そうと必死のチャレンジが続く。(トゥーソン=鉄矢多美子)