ヤクルト、ホワイトソックスなどで活躍し、メジャー復帰を目指していた高津臣吾投手(40)が、14日(日本時間15日)までにジャイアンツと正式にマイナー契約を交わした。5月20日に米カリフォルニアで行ったトライアウトの内容をジ軍スカウトが高く評価。身体検査などを経て契約に至った。不惑右腕のマイナーからのメジャー挑戦が再び始まった。

 高津は5月中旬のトライアウト以降、米国に残ってトレーニングを継続。獲得に興味を示したジ軍側との折衝の結果、6月8日には同軍のキャンプ施設があるアリゾナ州で身体検査を受け、正式契約を結んだ。

 高津

 ホッとしているのが一番です。実感はわきませんが、この年になって難しい挑戦をしようとすると、周りの協力がないと難しい。いろいろと迷惑をかけたし、応援をしてくれる人のためにも一生懸命やっていきたいですね。

 昨年3月、カブスの招待選手として春季キャンプに参加したものの、自由契約になり、6月から韓国ヒーローズ(当時はウリ)でプレーした。その後も契約延長の方向だったが、外国人枠の都合で交渉を断念。再び米国に移籍先を求め、単身で練習を続けてきた。

 高津

 キャンプにも参加していないし、今回はさすがに厳しいかとも思ってました。正直、ちょっとは焦りもありました。

 米国では若いマイナー選手と横一線でスタートする。

 高津

 つらいことは覚悟していますが、簡単にはあきらめたくもない。

 当面はアリゾナのジ軍施設で調整。一時帰国してビザを取得した後、40歳右腕のメジャー再挑戦が本格的に始まる。