95年にド軍入りし、1年目に13勝を挙げて新人王となり旋風を起こした野茂英雄氏(44)が10日(日本時間11日)、古巣ドジャースタジアムで始球式を行った。久々に背番号「16」のユニホームに袖を通すと「もう1度選手でやりたい感じはしますね」と本音をチラリ。「今日は少し緊張しています」と苦笑いしたが、捕手役の元同僚エリック・キャロスに向かってトルネード投法で速球を投げ込んだ。鮮烈なデビューから18年が経過した。後輩日本人メジャー投手たちの活躍に「メジャーにうまく対応できている」と目を細める。特にダルビッシュには「僕よりも全然レベルの高いピッチングをしている。野球は実力社会。楽しみに見ています」とエールを送った。(ロサンゼルス=佐藤直子通信員)