巨人V9時代の左腕エースとして活躍した高橋一三(たかはし・かずみ)氏が亡くなったことが14日、分かった。同日午後4時ごろ、都内の病院に救急搬送されたが、同病院で死亡が確認された。死因は不明。69歳だった。

 09年に山梨学院大の監督に就任したが、体調不良のため14年に退任していた。

 高橋一三氏の略歴は次のとおり。

 ◆高橋一三(たかはし・かずみ)1946年(昭21)6月9日生まれ。広島県出身。北川工(現県立府中東高)からV9初年度の65年に巨人入団。真上から投げ下ろす速球と落差の大きなカーブを武器に69年22勝で最多勝、最優秀勝率、沢村賞を獲得し「左のエース」と呼ばれる。71年公式戦から最終戦でV9を達成した73年の公式戦まで日本シリーズを含めての5連続、V9時代の優勝決定試合で通算9度勝利投手となる。73年最多奪三振、沢村賞。75年オフに富田勝とともに張本勲との交換トレードで日本ハム移籍。81年に14勝を挙げ、優勝に貢献。83年現役引退。ベストナイン2度。オールスター出場6度。19年間の通算成績は167勝132敗12セーブ。引退後は巨人、日本ハムで投手コーチ、2軍監督などを歴任。09年4月~14年4月まで山梨学院大硬式野球部監督。現役時代は178センチ、78キロ。左投げ左打ち。夫人は元映画女優の橘和子さん。ダイナミックな投球フォームは、アニメ「巨人の星」の主人公、星飛雄馬のモデルになった。