阪神金本知憲監督(47)が、四国IL・高知を退団して、再オファーが決まっている藤川球児投手(35)と「接触」していることが30日、分かった。甲子園で藤川の話題について「ボチボチ話はしています。球団から、いろいろ情報をもらいながらです。状態とか分からないからね」と言及した。

 球団はすでに、6月に続いて再オファーを出し、獲得に向かう方針を固めている。藤川についてはヤクルト、中日との争奪戦が予想されていたが、この日までにヤクルトが金銭面で折り合いがつかずに撤退していたことが判明した。ライバル球団が減って、古巣阪神への復帰に前進した状況だ。

 金本監督は、現役時代に藤川とともにプレー。一本気な性格や、野球に対する情熱などを把握している。24日には「チャレンジするという気持ちがあるかどうか、確かめてみたい。うまいこと投げられて、実力で帰ってきてね。いい影響を与えてくれれば、それはプラスになる」と話し、前向きな姿勢を示していた。