巨人菅野智之投手(26)は4月ラスト登板で記録ずくめの快投を見せたが、白星には直結しなかった。

 阪神戦の5回に坂本の適時失策で1点を失い、連続イニング無失点は30でストップ。自己最多タイの12三振を奪い、8回1失点(自責0)で勝ち投手の権利を得て降板したが、9回に守護神沢村が同点とされ、試合も引き分けに終わった。エースは4月に33イニングを投げて驚異の防御率0・00で締めたが、2戦連続で勝ち星が流れた。

 菅野が8回を自責点ゼロ(失点1)に抑え、4月は33イニングを投げ防御率ゼロ。2リーグ制後、月間30イニング以上を投げて防御率ゼロは63年9月中井(阪神)70年10月村山(阪神)01年6月石井一(ヤクルト)に次ぎ史上4人目の快挙。4月では初めてだ。12奪三振は13年5月18日西武戦に並ぶ自己最多。