日本野球機構(NPB)は13日、昨シーズン限りで戦力外になった選手や引退した選手127人の追跡調査結果を発表した。

 平均年齢は30・9歳で、在籍平均年数は9・5年。野球関係に進んだのは87人(69%)で、野球以外は40人(31%)だった。

 12球団の選手、指導者、スタッフとして残ったのは61人(48%)。独立リーグは14年の14人から3人に減った。

 社会人野球に復帰や加入する選手は年々増え、14年の8人から11人に増加。NPB・手塚康二キャリアサポート担当は「今までで一番多い。増加傾向にある」と説明する。

 一般企業への就職や自営は、14年の17人から24人に増えた。大阪府警にもソフトバンクの2選手が合格した。同担当は「07年から統計を取り始めて、20人を超えたのは初めて。1月の(セカンドキャリア)アンケートでは、興味があるとやってみたいの合計が3位に入った。徐々に一般企業に目が向いてきている」と話した。