広島新井貴浩内野手(39)の通算2000安打達成の表彰式と、名球会のブレザー授与式が試合前に行われた。

 新井は4月26日ヤクルト戦(神宮)で左翼線二塁打を放ちプロ野球47人目の金字塔を打ち立てていた。

 連盟表彰では熊崎コミッショナーからメダルを、球団などから目録が授与された。

 ブレザー授与式では広島OBで名球会理事長の山本浩二氏(69=野球評論家)からブレザーを着せてもらった。左手、右手と袖を通すと、最後は頭をポンとたたかれた。新井は丁寧に前方向にお辞儀。試合前に三塁ベンチ前に整列したヤクルトにも頭を下げた。

 山本氏は「いいことだし、感慨深いね。みんな新井が着ると思った? それと一緒。でも一生懸命練習して、努力、気力、そして周りの人に支えられた。ジャケットは男なら誰でも似合うよ。優勝を目指して引っ張っていってほしい」と期待した。