「2016プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が13日、都内で行われ、セ・リーグは広島野村祐輔投手(27)-石原慶幸捕手(37)、パ・リーグはロッテ石川歩投手(28)-田村龍弘捕手(22)が受賞した。野村、石川、田村は初受賞で、石原は3度目。それぞれ賞金100万円が贈られた。

 選考委員を務めた張本勲氏(76)が、有藤通世氏(69)とともに選考経過を報告。張本氏は「(パ・リーグは)(日本ハム)大谷、(ソフトバンク)和田、石川でもめたんですね。最多勝は和田ですから。大谷を推薦する人も2~3人いたんです。私はそれはおかしいんじゃないかと。規則がありますから、それに達してないから、人気投票じゃないんだから、我々選考委員が笑われる。石川と和田でいこうと。石川と和田はもめたんです。最後はやっぱり田村で決まったんです。この賞はキャッチャーを含む賞。田村の差で石川、田村で決まりました。セ・リーグは問題ありませんでした。野村と(広島)ジョンソン、野村が昨年5勝しかしてないが、今年はこの成績ですから。キャンプで黒田の練習を見ながら、きちんと練習してくれました。スポーツ選手の重要な条件は、練習しかありませんから。石原も非常に好リードしてくれた」と説明した。

 バッテリー賞を受賞する投手については「投手はローテーションの軸として、あるいは抑え投手としてシーズン通して活躍したことを最低条件とする。選考基準は先発型は10勝、リリーフ型は30セーブ、30ホールドを一応の目安とする」と記されている。