初投げから驚きを生んだ同僚の姿に、マテオも黙ってはいない。同じく直球ばかりを投じ、意識をしたのか? メンデスより1球多い27球。「去年より日本の野球は分かっているから、いい準備ができている」と仕上がりの早さを猛アピール。快速球を連発し、見事に指揮官に「今日はマテオが良かった。球が来ていた」と言わしめた。

 バチバチと競い合う2人。香田投手コーチは勝利の方程式での起用になるかとの問いに「そういうことになる」と明言。9回だけでなく、8回もどちらかが任されることが濃厚だ。今後の実戦登板に関しては金本監督が「キャンプの終盤に実戦で投げられるようにしてくれたら。そこは別に急ぐことはない」と調整を一任する構え。今季開幕戦。9回のマウンドに立っているのはどっちだ。似たもの同士の「ダブルM」による戦いに要注目だ。【梶本長之】

<主な新守護神のキャンプ初投げ>

 ◆ウィリアムス(03年2月2日) ナインらが注視の中、33球を投じた。西本コーチは「横に滑るような感じの、本物のスライダーを見た」と絶賛した。本人は「初めてにしてはいい感触」と涼しい顔。

 ◆呉昇桓(14年2月7日) 初ブルペンは変化球をまじえ61球。重い速球と、踏み出した左足がワンクッションする独特のフォームが注目された。呉昇桓は「きょうはバランスを意識した」と冷静だった。

 ◆マテオ(16年2月3日) 安定したコントロールを見せつけ、直球だけの44球。得意のスライダーは封印した。梅野のミットがほとんど動かない、絶妙の制球力。「自分のプレーを続けていけば、結果につながるはずだ」とマイペース。