金本監督も「糸原が本当によく打ってくれた。あそこで打てるというのはいい肝っ玉してますね」と、身長175センチの小兵、糸原がやってのけた大仕事をたたえた。9点差の逆転勝利は球団記録更新どころか、球界を振り返っても過去8度しかないミラクル。指揮官も驚きを隠せない。
金本監督 (9点差逆転勝利は)僕も長い間プロ野球にいるけど初めてですね。最初は本当にお客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいで、ちょっとでも盛り上がるシーンを作ってほしいと思っていたけど、まさか逆転するとは。
広島に2試合連続逆転勝利の4連勝で、ついに単独首位だ。「順位は今は関係ない。とにかく貯金を増やしていくということを目標に」と金本監督。こんなミラクル勝利ができるなら…。優勝の2文字は奇跡とは言わない。【山川智之】
▼阪神が0-9から逆転勝ち。9点差以上の逆転勝ちは03年7月29日日本ハム以来、14年ぶり9度目。セ・リーグでは95年7月30日中日以来4度目となり、阪神にとっては78年5月2日大洋戦の8点差(0-8→10-9)を上回る最大差の逆転勝ちだ。この日の阪神は本塁打なしの10安打。本塁打0で9点差以上の逆転勝ちは95年7月30日中日に次いで2度目だが、95年の中日は20安打。49年10月2日大陽の12安打を下回り、9点差以上の逆転劇の中では阪神が最少安打だ。これで阪神は広島に代わって首位浮上。1位と2位の対戦で9点差逆転は02年8月16日西武-近鉄戦以来2度目も、02年は首位の西武が勝利。首位チーム相手に9点差以上の逆転勝ちはプロ野球史上初めてだった。




