阪神原口文仁捕手(25)が今季初めてマスクをかぶった。

 8回表に代打で右前打を放ち、その裏には捕手として守備に就いた。金本知憲監督(49)は「こういうこともあるよ、という備えとして。そこ(9回)を計算に入れてのことだから」と話した。ベンチに下げれば、打線が手薄になる。9回に展開次第で打席が回る可能性があったため、捕手として残した。

 初マスクでは左腕岩崎とバッテリーを組み、3者凡退に抑えた。「いいピッチングをしてくれたので、何かをする場面もなく、僕は関係なかったですね」と控えめに振り返った。春季キャンプでは正捕手を狙ったが、打力を生かすために一塁にコンバート。第3の捕手として、出場の幅を広げた。