中日大野雄大投手(28)が先発復帰も、6回を今季ワーストタイの6失点で5敗目を喫した。

 初回1死三塁からあっさりと3番柳田に左翼線に適時二塁打を打たれ、先制される。2死三塁としたが、5番デスパイネに三塁への内野適時打を許し、初回から2点を失った。3回にデスパイネに15号ソロ、4回には今宮の2号ソロを浴びるなど、5回以外の5イニングで失点した。大野は「毎回、ランナーを出してしまい、リズムの悪いピッチングになってしまって申し訳ないです」と猛省した。

 今季2年連続2度目の開幕投手を務めた左腕は、状態が上がらず中継ぎに回っていた。被安打13は自己ワーストで、6失点は今季3試合目。今季初勝利は遠かった。試合後、友利投手コーチは「我慢してもう1回使うのか、下(2軍)の試合に投げるのか。選択肢は限られる。本人とも話し合わないといけない」と、2軍降格の可能性も示唆した。