巨人が歯止めのきかない、9連敗に陥った。先発田口麗斗投手(21)が初回にまさかの4失点。6回に4番村田修一内野手(36)が通算350本塁打となる3戦連発の4号満塁弾で1点差に迫り、逆転勝ちへの機運を高めたが、その後は打線が沈黙。球団史上でも4例しかない11年ぶりの大型連敗にはまった。過去4度はいずれも優勝を逃している。ペナント奪回へ極めて厳しい戦いが待ち受けている。
データ上、巨人の優勝の可能性は消えた。球団創設以来、過去82年の歴史で9連敗を喫し、ペナントを制したことは1度もない。3試合連続の1点差負け。1つ歯車がかみ合っていれば、白星が目前にあるだけに、もどかしい。高橋監督は紙一重の惜敗と聞かれ「よく言えば、そうなるんですけどね」と表裏一体の結果に歯切れが悪かった。
初回の4失点は、さすがに誤算だった。防御率1・73でリーグトップだった田口が先制点献上後、T-岡田に甘く入った直球を右中間に3ランをたたき込まれた。5月に入り、抜群だった制球力は影を潜めた。チームの苦境を感じ、丸刈りにした左腕はうなだれた。



