右肩痛からの復活を目指す巨人山口俊が、「自身開幕戦」白星でチームに再浮上ムードを呼ぶ。移籍後初先発となる14日の日本生命セ・パ交流戦ソフトバンク戦(東京ドーム)へ向け、12日はジャイアンツ球場で菅野らと先発練習を行った。ブルペンの立ち投げ約15球などで最終調整。「1軍練習に入り、実感が湧いてきました。勝ちたい。1人1人しっかり投げていきます」と集中を高めた。

 陽岱鋼、森福に続く3人目のFA戦士がついに合流する。昨秋に患った右肩痛でキャンプは3軍からスタート。5月以降に2軍戦で3度先発し、14イニング1失点、防御率0・64と好投して1軍初昇格を勝ち取った。「入団してからの半年間をプラスにできたかどうかは結果で示すしかない。結果を出したいです」とチームの勝利だけを求めた。

 「自身開幕戦」とは相性がいい。過去11年のシーズン初登板通算は3勝1敗1セーブ。2年目の07年に敗れて以降は9年、負けなしの投球を続けてきた。ソフトバンクには14年に対戦し8回1/3を投げて1失点で勝利投手になった。「パ・リーグは振ってくるバッターが多い。イメージはあります」と戦略を持つ。苦境にあえぐチームの先発事情改善へ。託された役割を受け止め、本拠地での初先発へと挑む。【松本岳志】