球界最年長であるロッテ井口資仁内野手(42)が20日、ZOZOマリンで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。昨年オフの契約更改の際、球団に残り1年での引退を申し入れていた。今季の残り試合も1軍でプレーを続け、日米通算21年目でユニホームを脱ぐ。一問一答は以下の通り。

 -振り返って

 井口 残りの試合の中で、これまでのシーズン以上の良い思い出を作れたら。振り返るのは、全て終わってからと思う。

 -球界最年長として

 井口 最年長の意識は全くない。グラウンドに立てば年齢は関係ないし、若い選手と一緒に声を出して走ってという思い。

 -残りの試合で見てもらいたいことは

 井口 右方向の打球を追い求めてやってきたが、出し切れていない。もう1度、右方向に強い大きな当たりを打てるのを目指す。

 -大リーガーの影響は

 井口 昨年(シーズン前に引退表明したレッドソックスの)オルティスが、いろんな地方でファンの方に姿を見せていた。そういう姿を僕も見せたいなと。

 -チームを勝たせるために意識したことは

 井口 決して、僕1人じゃない。勝つチームは自然と1つ。僕も、チームの和を一番大事にしている。

 -こだわりは

 井口 打って、守って、走っての3拍子。なかなか、できなくなってきたけど、理想です。(イチローは)理想の選手。年上の方があれだけ動ける。そこを目指したいと思っている。