交流戦はパ・リーグが8年連続で勝ち越し、セ・リーグの盟主巨人は球団ワースト13連敗、パは楽天の快進撃が続き、セは広島、阪神が好調をキープ…。話題盛りだくさんのシーズンの中で、真剣勝負から生まれたハプニングや、ちょっと気になる話題などにスポットを当てる日刊スポーツ選定「プロ野球事件簿」。今日23日に再開されるレギュラーシーズンでも、ますますの熱戦に期待しましょう。

 これで見納めかもしれない、歴史的暴投になるのだろうか。

 5月21日 ヤクルト-阪神 4-4の7回2死二、三塁からヤクルトベンチは敬遠を選択。だがルーキは、2ボールからの3球目を大暴投。中村も捕球できず、決勝点を献上した

 大リーグでは試合時間の短縮を主な目的として、今季から敬遠四球の「申告制」を導入した。監督が球審に意思表示するだけでボールを投げず、打者は一塁へ歩く。日本でも来季からの導入を検討している。日本野球機構(NPB)井野修野球規則委員は「ピッチャーは投げなくていいからどちらかというと賛成が多い。バッターは賛成の人もいれば、暴投があったり(敬遠球を)打ったりする楽しみがあるのも野球、と言う人もいます」と説明する。