中日は26日、名古屋市で株主総会と取締役会を開き、役員全員の留任を決めた。白井文吾オーナー(89=中日新聞社会長)の留任も決まった。

 00年3月に球団トップに就いた白井氏は18年目。球界最高齢オーナーだが体調面の問題もない。愛知県内で取材に応じ「まだやめないよ。でも人の命はいつどうなるか分からないからな」と笑顔。開幕当初は厳しい視線を送っていた森繁和監督(62)に対しても見方を変えた。「よくやっているよ。去年までとは全く違う。若い選手も期待ができる」。鈴木、小笠原、京田らが次々と台頭している現状に満足そうだった。

 また、この日、親会社の中日新聞社で株主総会と取締役会があり、今年2月から球団オーナー代行を務める大島宇一郎常務(53)の社長昇格が決定。次期球団オーナーの筆頭候補とされるが、トップ交代は来季以降になりそうだ。