ヤクルト由規投手(27)の東北6年ぶりの勝利はならなかった。1点リードの4回1死から巨人マギーに四球を与えると陽、村田と連打を浴びて失点。続く辻にも四球を与え、小林に犠飛を打たれて勝ち越された。5回にも坂本に適時打を浴びて、6回3失点。5回に山田の2ランで一時同点に追いついたため勝ち負けはつかなかった。

 宮城・仙台出身の右腕は11年に楽天戦の仙台で登板して以来、1軍では6年ぶりの東北凱旋(がいせん)だった。試合後「勝てれば良かったですけど。久々に東北で投げられた。6年間(登板が)なかったので、ピッチングできた姿を見せられたのは良かった」と振り返り、白星をつかめなかった悔しさをにじませていた。