ラミレス監督は「新打線の結果には満足している。梶谷とロペスの間に、筒香がいるのは破壊力がある」と喜んだが、その効果が本当に発揮されるのはこれからだ。勝負を避けられない恐怖の3番筒香。投手が逃げても、ピンチが広がるだけだ。そんな光景を予知するかのように「筒香は明日から(ヒットが)出ると思うよ」と不敵な笑みを浮かべる指揮官。采配ズバリ的中の勝利で、勝率5割に復帰。2位を走る虎の後ろ姿も見えてきた。

 そして、新打線の肝となる筒香の言葉がすべてを物語る。「何番だろうが、自分は変わらない。3番に違和感はない。チーム全員で戦って、チーム全員で勝ち取った勝利」。3番は14年7月26日ヤクルト戦以来約3年ぶり。日本の主砲だ。4番のプライドがないはずはない。それでもチームが勝てれば、こだわる必要は何もない。【栗田成芳】

 ▼DeNAは梶谷11号、ロペス17号の2安打で勝利。DeNAが2安打以下で勝利は、バルディリスの本塁打1本で勝った14年5月10日ヤクルト戦以来になる。今回のように単打、二塁打、三塁打がなく、本塁打だけで勝ったのは前記DeNA以来でセ・リーグ11度目だが、7度は本塁打1本の1安打勝利。チームの複数安打がすべて本塁打で勝利は、2安打が2本塁打の68年9月11日大洋と89年8月31日広島、3安打が3本塁打の07年8月21日中日に次いでセ・リーグ史上4度目の珍しいケースだ。また、DeNAはリーグ戦再開後の本塁打が2→2→2→2→3→2。DeNAの6試合連続2本塁打以上は78年8月20~26日以来、39年ぶり。