DeNAの若きリードオフマンが、史上初の快挙でチームに貯金をもたらした。桑原将志外野手(23)が、2点を追う9回2死満塁から7号逆転満塁本塁打をマーク。初回にも先頭打者本塁打を放っており、ともに肩書つきはプロ野球史上初。桑原が本塁打を打った試合は5戦5勝と不敗神話も継続し、巨人に6-4で連勝した。チームは3連勝で、昨年7月30日以来の貯金1とした。

 ▼先頭打者本塁打を放った桑原が9回に逆転満塁本塁打。同一試合で先頭打者本塁打と満塁本塁打を打ったのは03年大村(近鉄)以来6人目。セ・リーグでは88年簑田(巨人)以来3人目で、DeNAでは初めてだ。過去5人の先頭打者弾は先制4人、同点1人だったが、満塁弾は5人とも肩書なし。先頭打者弾、満塁弾の両方に肩書付きは初めてで、1回と9回に打ったのも初。これでDeNAは6月23日ヤクルト戦から7試合連続で2本塁打以上。DeNAが7試合以上続けてマルチ本塁打は77年4月2~10日の7試合、同年4月17~29日の9試合に次いで40年ぶり3度目。