広島が8回に鈴木の逆転3ランで勝った。先発大瀬良が5回途中4失点も、中継ぎ陣が踏ん張り、勝機を呼んだ。磯村がプロ初本塁打を放った。試合後の緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り

 -鈴木が4番の仕事

 緒方監督 カープの4番打者が試合を決める大きな本塁打を放ってくれた。頼もしく、成長を感じる。

 -それまで無安打だが

 緒方監督 内容が悪いわけじゃなかったからね。とらえているけど少しずれてアウトになったりとか。別にノー感じじゃないわけだし。でも最後に最高の結果を出してくれた。

 -派手なガッツポーズも出た

 緒方監督 それはうれしいでしょう。こういうのを1つ1つ自信にして、また成長してくれればいいね。

 -中継ぎ陣が踏ん張った

 緒方監督 こういうゲームの結果につながったのは、中継ぎ陣。一岡、九里も2イニングをゼロで抑えてくれて。ジャクソンも打たれたなかでも守備に助けてもらってね。5回以降の流れのなかで、中継ぎ陣が踏ん張ってくれて勝てた。そういう試合だね。

 -磯村も打った

 緒方監督 投手陣を引っ張ってくれた磯村もね。打の方でもびっくりするような本塁打を打ってくれるわけやし。去年1軍にある程度ずっといて、出場が少ないなかでもね。今年も投手の入れ替えの関係で下に行ってもらったりもしているけど。1軍のベンチのなかで相手打者の研究をする姿、ノートにメモる姿、準備する姿というのはこっちも見ているし。内容、結果を出してくれるわけだから。また彼も出場機会が増えていくのは当然のことでしょう。

 -大歓声も

 緒方監督 全員で戦って勝利をもぎとったね。何よりファンの方がたくさん駆けつけてくれて、スタンドを真っ赤に染めてくれて。後押ししてくれたなかで、勝てた。少しでも喜んでもらえたならうれしいです。

 -大瀬良は

 緒方監督 入りが投手の難しい部分なのは分かる。いつもいつもゼロでとは言わない。でも立ち直る姿、ボールも見せてもほしかった。特にこっちが1点をかえしたなかでの失点。見ていても逆球も多いし、カットボール、スライダーが今日は全然修正出来ていなかったから、5回途中で代えさせてもらった。中6日できっちり回ってもらっているわけだから、責任回数は投げてもらわないと。次回また修正して投げてくれると期待しています。