今年新たに野球殿堂入りした中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一氏(70)、大洋(現DeNA)のエースとして活躍した平松政次氏(69)、ロッテ伊東勤監督(54)の表彰式が14日、ナゴヤドームでのオールスター第1戦の試合前に行われた。

 3球団でリーグ優勝を果たした星野氏は、かつて本拠地として戦ったナゴヤドームであいさつを行った。

 「久しぶりのナゴヤドーム。関西で戦い、東北、仙台で戦い、いろんな地域で戦わせていただきました。やはり、地域密着、きちっとしたチームこそファンから愛されるんだ。昨今、野球をする子供が少なくなってきた。サッカーの方ばっかりいってしまう。そういう風な風潮が現在起きております。それを今日のオールスター選手ともども、もう1度、野球復活のために尽力を尽くしていきたい。今後の野球人生におきまして死ぬまでそういう思いで、野球を支えていこうと。本当にこの年まで野球に関わらせていただき幸せな人生を送っております。勝負の世界は大変でしょうけど、けがなくしっかりオールスターといえども真剣にファンに感動を与えられるようなプレーをしてもらいたい。本当に私はこのナゴヤドームでこういう表彰をされるということも何かの不思議な縁がある。そんな気がして仕方がありません。ここに来ると野球ファンというより、中日ファンのために小言を言いたいな。こ~んなにいっぱいのナゴヤドームは見たことない。最近。もっともっとドラゴンズを応援してやって下さい。甲子園も、仙台のコボスタもいつも満員ですよ。ここだけガラガラ。みんなしっかりとドラゴンズを応援してやって下さい。野球に感謝します」