病院の男性警備員を負傷させるなどトラブルを起こした疑いのある巨人山口俊投手(30)が19日、出場選手登録を抹消された。球団の指示により練習参加も自粛している。

 11日未明に右手甲を負傷。酔った状態で都内の病院で暴れて扉を壊し、警備員をケガさせた疑いが前日18日に発覚し、予告先発予定だった同日の中日戦も回避。球団が当面は起用を自粛することを決めていた。

 病院側と警備員からは器物損壊と傷害の疑いで被害届が出され、警察も受理している。警備員は胸や腰の打撲を負ったという。一夜明け、管轄の警察署は取材には応じなかった。病院も広報担当者が「被害届を警察に出して、ここから先のことはお任せしている状況ですので、お伝えできることはありません」と話すにとどめた。球団も不明な点が多く、細かい事実関係の調査を続けている。